木材、無垢材の割れ

杉無垢柱材3000×105×105の写真です。弊社の在庫品です。本来KD(人工乾燥材)の柱を売った方が安心して売れるのですが、製材所の方が昔から造って出荷してくれているので、承知をして無垢の天然乾燥杉柱を仕入れています。
今の時代施主さんが色々とネット等で調べ、質問をしてくるので、大工さん達も無難な集成材を使ってしまいがちです。
でも無垢材の乾燥による割れは決して欠陥を生じた住宅資材ではありません。
乾燥する、つまり含水率が低く成れば木材の強度(ヤング係数)(曲げ、ひっぱり)が強く成るのです。
生材でまだ割れていない材木を使い建ててから割れるより割れ切った部材で割れて無い面にビス等を打ち込めば良いのです。
だから、見かけの悪い割れた柱など使わないでと言う事こそ素人判断と理解してください。お願いします。無垢材の心部分の強さがあるからこそ、木造住宅1000年以上の実績だと思います。
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