真壁工法の和室文化を継続させてほしいものです。

先週お客様の懇親旅行で伊豆、韮山の世界遺産に登録されました反射炉とそれを作り出した江川お代官さまの江川邸を見学させて頂きました。築600年と言われる江川邸はこれまで一度も火事や地震の被害でその姿を変えた事は無いそうです。
日蓮聖人様直筆のお札が天井の母屋部分に収められているからとの事でした。
日本古来の和室の間、障子と柱で出来ている和室本来の部屋です。
近年は和室があっても地震に対する構造計算などから、この様な柱で支える柱を見せる和室がほとんど見受けられません。
実際はこの様に600年の月日に耐えてこられているのですから、合板等で支える構造よりも経年耐用には強いのではと私は思います。
歴史、故人が残した知恵と文化を今もう一度振り替えっても良い時期ではないのでしょうか?いくら現代の構造進化が進んでも、それらをデーター重視で対応しようとすれば、人は過失を犯してしまうものです。