京都議定書の危機

「森林のCO2吸収量、2020年には2割減」 ≪人工林の高齢化で生長量低下、造林対策が必要≫
国内森林が吸収する二酸化炭素C02量が2020年頃には現状よりも2割程度減る事がわかった。
2013年以降の温暖化対策を議論している政府の中期目標検討委員会(座長:福井俊彦、前日銀総裁)が2月24日に開催した会合で、天野正博、早稲田大学大学院教授が将来推計算を示した。
その理由として、人工林が高齢化して行くと成長量が低下し、CO2吸収量もダウンして行くためと指摘している。一定の吸収量を維持するためには、造林(新規植林、再植林)の推進などで齢級構成の若返りを図る必要がある。日本林業は、「育てる」時代から、ようやく、「利用する」時代を迎えているが、さらに「次代の森林を育てる」ことを視野に入れる事が求められる。但し、造林を進めるには、林業の採算性向上が不可欠。「伐ったら植える」循環システムを早期に再構築しないと、国内森林の老化が益々進行し、吸収量の確保もおぼつかなくなる事が危惧されている。
(以上林業技士ニュースより)
以上の記事で一番の注目は森林は国産木材(杉、ヒノキ)が住宅資材として使われないから、採算性が出ない、だから循環しないのです。
私のHPにもう10年以前から訴えているように、国産木材は外材よりも安いのです。
だから家の材料など、建っていれば何でも良いと言う感覚では無く、環境面から資材の指定をした家造りをもう一度考えてみてください。
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