FC2ブログ

緑のオーナー問題について材木屋から


8月3日4日のニュース、新聞等で取り上げています林野庁の緑のオーナー出資元本割れ事件について材木屋の私から申しあげたい事が有ります。このシステムに約20年前くらい前から出資した国民の皆さんには本当にお気の毒たと思います。しかし国産木材の現状相場は30年前より安いくらいな状態がすでに7年くらい前からずうーっと続いているのです。私が考えるこの要因にはやはり、阪神大震災での大規模な家屋崩壊により、住宅の工法が極端に変化して行った事が一番の大きな要因だと思います。もちろんそれ以前にも2×4住宅、軽量スチール住宅も存在はしていましたが、やはり木造住宅在来工法と言う分類で呼ばれてはいますが、余りにも国産木材(杉、ヒノキ)を使う構造体に変化が生じた為です。ヨーロッパからの集成材が普及し、プレカットと言う工業製品で家の軸組みを作る様になり、自然の木材が敬遠されし続けているのです。では、自然の木材(国産材)が強度的に劣るのか?と言えばそんな事は決して無いと言い切れます。もちろんどこかの大学の先生がある一定の方法で検査実験をすれば集成材の方が強いかも知れないデーターがでるかも知れませんが、だからと言って自然の木材が極端に劣る事などは無いでしょう。
それよりも、この緑のオーナー問題に適する様に、国産木材を使わせない様にした国政林野、旧建設庁等にこの責任があると思います。日本の環境を守る為の大切な資源、杉ヒノキの木材をどう使い森林を循環させるか?そこにこの緑のオーナーの出資目的があったのでは無いのでしょうか?
まさにこれこそ本末転倒、林野の怠慢です。それと建設庁(国土交通省)との建設目的に対する意思の疎通の無さ、管轄外だ!と言う無責任が出ています。こんな小さい国日本のなかで、尚且つ森林循環、世界的環境問題がピックアップされているにも関わらず、情けない国です。役人です。
つまり、緑のオーナーの資金を集めた責任を抱いているならば、どう木材を循環して使ってもらい、資金に換えて言ってあげるかがそこが重点だったのです。自国の資源を使う建設工法に対して今でもどんどん不利な方向に基準が設定され続けています。
それも何も考えないで資金を集めては只目的は緑の確保です。では許されないでしょう。

スポンサーサイト
遠州屋材木店へのリンク
株式会社遠州屋材木店
プロフィール
遠州屋材木店は、昭和33年創立の東京都調布にある材木店です。

ensyuya

Author:ensyuya
東京調布材木店の日常から木材の現状、木の真実、木のリフォームなどについて綴っています。

-ただの材木屋で終わりたくない
遠州屋材木店-

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード